英語学習者なら、絶対に気になるのが、TOEICスコアですよね。
TOEICスコアは、英語力を示すバロメーターのひとつですが、実際にどのような意味があるのか、どう活用すればいいのか疑問に思っている人も多いはずです。
この記事では、
- TOEICの自慢できる点数
- 点数別の英語レベル
- 英検との対応関係
- TOEIC高得点の活かし方
などを紹介していきます。
これから英語力を磨いて、TOEICで高得点を目指す君たちの参考になれば嬉しいです。
一緒にTOEICスコアを活用して、英語力をアピールし、夢に向かって進んでいきましょう!
TOEICで自慢できる点数とは?
TOEIC(Test of English for International Communication)は、非ネイティブスピーカーのビジネス英語能力を測る国際的に認知された試験です。
TOEICスコアは就職や昇進の際に重要視されることが多く、自慢できる点数を取得することが多くの人にとって大きな目標となっています。
では、具体的にどのような点数が自慢できるのでしょうか?
TOEICのスコアレンジと評価基準
TOEICはリスニングとリーディングの2つのセクションで構成され、それぞれのセクションで最高495点、合計で最高990点を取得することができます。
一般的に、以下のような評価基準が用いられます。
・250点以下:初級
・250~500点:中級
・500~750点:上級
・750点以上:エキスパート
これらの評価基準は、あくまで目安であり、企業や学校によって異なる場合があります。
一般的には上記の基準が用いられることが多いため、これを参考にして自分の英語力を把握することができます。
「すごい」とされるTOEICの点数
それでは、「すごい」とされるTOEICの点数とはどのくらいでしょうか。
一般的に、850点以上は非常に優れた英語力を持っていると評価されます。
特に900点以上は、ネイティブスピーカーに近い英語力を持っていると言われており、企業や学校で高い評価を受けることができます。
しかし、自慢できる点数は目的や状況によって異なります。
例えば、英語を使わない仕事をしている人にとっては、600点以上でも十分自慢できる点数といえるでしょう。
一方で、英語を使う仕事や留学を考えている人にとっては、800点以上を目指すべきです。
また、自分の英語力を磨く過程で、達成感を感じることが重要です。
たとえまだ自慢できる点数に達していなくても、これまでの努力が実を結び、スコアが上がっていることを喜び、次の目標に向かって邁進することが大切です。
自分がどの程度の英語力を身につけたいか、どのような状況で英語を使いたいかによって、自慢できる点数は変わってきます。
【TOEIC】点数別の解説
以下、TOEICの点数別に解説しています。
TOEICのスコアはリスニングセクションとリーディングセクションそれぞれで最高495点、合計990点までの評価がされます。
990点 – 901点: 高度な英語能力
ネイティブスピーカーに近いレベルの英語能力を持っています。
多くの国際的なビジネスや学術分野で通用するでしょう。
このスコアでは、海外での就職や留学も十分に可能です。
900点 – 801点: 上級英語能力
流暢な英語でコミュニケーションが可能です。
複雑な議論やビジネス交渉にも対応できるでしょう。
企業の海外赴任や留学において、一般的にこのレベルのスコアが求められることが多いです。
800点 – 701点: 中上級英語能力
日常的な英語でのコミュニケーションは問題ありません。
専門的な話題や状況によっては、若干の困難があるかもしれませんが、基本的には対応できます。
このレベルのスコアが求められる企業や学校も多いです。
700点 – 601点: 中級英語能力
一般的な英語でのコミュニケーションが可能ですが、専門的な話題や状況では苦労することがあります。
英語でのプレゼンテーションやディスカッションができるレベルです。
このスコアでも、一部の企業や学校では十分な英語能力とみなされます。
600点 – 501点: 中下級英語能力
基本的な英語でのコミュニケーションが可能ですが、複雑な表現や文法には苦戦することがあります。
このレベルでは、引き続き英語力を向上させることが求められるでしょう。
一部の企業や学校では、このスコアが最低限の基準とされることがあります。
500点 – 401点: 初中級英語能力
日常のシンプルな英語でのコミュニケーションはできますが、ビジネスや学術の場では困難が予想されます。
このレベルでは、基本的な文法や語彙の習得が重要です。
一部の企業や学校で、このスコアを最低限の基準としている場合もありますが、通常はより高いスコアが求められます。
400点 – 301点: 初級英語能力
基本的な英語表現や単語を理解できますが、流暢な会話や読解にはまだ苦労します。
このレベルでは、英語の基礎を固めることが大切です。
通常、企業や学校での最低限の基準とされるスコアではありませんが、個人的な英語学習の目標としては有意義です。
300点以下: 英語の入門レベル
英語の基本的な単語やフレーズを学び始めている段階です。
このレベルでは、継続的な学習と練習が必要です。
企業や学校での基準としては、まだ十分ではないとされるでしょう。
TOEICのスコアはあくまで英語能力の一つの指標であり、実際の英語力やコミュニケーション能力は個々の状況や経験によって異なります。
スコアを上げるためには、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの各スキルをバランスよく練習し、実践的な英語力を向上させることが重要です。
TOEIC高得点の活かし方
TOEICで高得点を獲得したことは、自分の英語力をアピールするための素晴らしい手段です。
しかし、スコアだけでは十分に活かすことができません。
実際に英語を使って何かを成し遂げることが重要です。
ここでは、TOEIC高得点を活かす方法として、職場での英語力のアピール方法、留学や海外就職に有利な点、そして英語を活かしたボランティア活動について解説します。
職場での英語力のアピール方法
TOEIC高得点を活かして職場で英語力をアピールするためには、以下のような方法があります。
(1)英語でのプレゼンテーションやディスカッションに積極的に参加する
(2)英語でのレポートやメールを作成する際に、高い英語力を発揮する
(3)海外のクライアントやパートナーとのコミュニケーションを円滑に行う
これらの方法を通じて、自分の英語力を具体的に示すことができます。
また、英語力をアピールすることで、異文化コミュニケーション能力や柔軟性も評価されることがあります。
留学や海外就職に有利な点
TOEIC高得点は、留学や海外就職において有利な点がいくつかあります。
(1)留学先の大学や専門学校での入学資格を得るための英語力証明として利用できる
(2)海外企業への就職活動で、英語力を証明する客観的な指標として活用できる
(3)ビザ申請時に英語力を証明するために利用できる場合がある
TOEIC高得点を活かすことで、留学や海外就職における競争力が高まります。また、高得点を獲得したことで自信を持ち、より積極的に英語を使う機会を増やすことができます。
英語を活かしたボランティア活動
TOEIC高得点を活かして英語を使ったボランティア活動に参加することで、自分の英語力をさらに向上させることができます。
以下に、英語を活かしたボランティア活動の例をいくつか紹介します。
(1)留学生のサポート活動
留学生のサポート活動に参加し、彼らの日本での生活をサポートすることで、異文化交流を深めるとともに、英語力を実践的に向上させることができます。
(2)英語教育ボランティア
地域の英語教育支援団体やNPOに参加し、子どもたちや大人に英語を教えるボランティア活動を行うことで、英語力を活かし、教育に貢献できます。
(3)国際協力ボランティア
国際協力ボランティアプログラムに参加し、途上国での教育や医療、地域開発プロジェクトに携わることで、英語を使ったグローバルな活動に貢献できます。
これらのボランティア活動を通じて、TOEIC高得点を活かしつつ、自分の英語力をさらに磨くことができます。
また、英語力を活用して他人の役に立つことで、自己成長や充実感を得ることができるでしょう。
TOEIC高得点を獲得したからといって、英語学習を終えるわけではありません。
むしろ、これをスタートラインにして、さらなる英語力の向上とその活用に努めることが大切です。
TOEICについての疑問解決!
TOEICに対する色々な疑問について解決します!
TOEICの点数は英検何級レベルが相応しているのか?
TOEICと英検は、どちらも英語力を測る試験ですが、それぞれ異なる目的と評価基準があります。
TOEICは主にビジネス英語を測るリスニングとリーディングの試験で、最高点数は990点です。
一方、英検(英語検定試験)は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を評価する試験で、7つの級に分かれています(1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級)。
これらの試験を比較するのは難しいですが、一般的な目安として、以下のような対応関係があると言われています。
TOEIC 800点以上:
英検1級レベル
TOEIC 730点~800点:
英検準1級レベル
TOEIC 600点~730点:
英検2級レベル
TOEIC 500点~600点:
英検準2級レベル
TOEIC 400点~500点:
英検3級レベル
TOEIC 300点~400点:
英検4級レベル
TOEIC 250点~300点:
英検5級レベル
ただし、この対応関係はあくまで目安であり、実際の英語力には個人差があります。
また、英検はスピーキングやライティングの評価も含まれているため、TOEICのスコアだけでは英検のレベルを正確に判断することは難しいです。
最も確実な方法は、自分の英語力を知るために実際に英検を受験してみることです。
就活の履歴書 TOEICは何点から?
就活において履歴書に書くTOEICの点数については、一概に何点からと決められるものではありません。
企業や業界によって求められる英語力や期待されるTOEICスコアが異なります。
しかし、一般的には、TOEICスコアが600点以上であれば、英語力をある程度アピールできるとされています。
特に、英語を使う業務が多い企業や国際的な業務を行っている企業では、TOEICスコアが700点以上、あるいは800点以上を求めることがあります。
もちろん、履歴書にTOEICの点数を書く際には、自分が取得したスコアが企業が求める英語力に達しているかどうかを考慮しましょう。
企業の求人情報やホームページで、英語力に関する要件が記載されている場合がありますので、それらを参考にして判断してください。
また、TOEICの点数が目標に達していない場合でも、他の英語資格や留学経験などをアピールすることで、英語力を示すことができます。
重要なのは、自分の英語力を適切にアピールし、企業が求める人材になることです。
大学1年生はTOEICでどれくらいとれる?
大学1年生が直後に受けるTOEICでどれくらいの点数が取れるかは、個人の英語力や学習経験に大きく左右されます。
高校での英語教育や受験勉強によって英語力がある程度身についている学生もいれば、英語に自信がない学生もいます。
また、大学受験において重要視される英語力は、リーディングやライティングが主であり、リスニング力はあまり評価されません。
しかし、TOEICはリスニングとリーディングの試験であり、大学受験の勉強とは異なるスキルが求められます。
そのため、大学1年生がTOEICでどれくらいの点数が取れるかは一概には言えません。
ただし、一般的には、高校で英語の勉強を真面目に行っていた学生であれば、TOEICで500点以上を狙うことが可能とされています。
もちろん、個々の英語力や学習状況によって差がありますので、実際にTOEICを受けてみて自分の英語力を把握することが大切です。
また、大学1年生はこれからの学生生活で英語力をさらに伸ばす機会がたくさんありますので、積極的に英語学習に取り組むことで、TOEICスコアも向上していくでしょう。
まとめ
「すごい」とされるTOEICの点数は、850点以上が一般的でした。
目的や状況によって異なるため、自分自身の目標を設定し、それに向かって努力することが大切です。
また、高得点を達成した際には、自分の英語力をさらに向上させるために、実践的な英語力を磨く機会を増やすこともおすすめです。
最後に、TOEICの点数はあくまで英語力を測る指標の一つであり、高得点を取得することが全てではありません。
英語力を磨くことによって、最終的な目標は人それぞれです。
自分のペースで英語学習に励みましょう。