カランメソッドとDMEメソッドは、どちらも4倍速で英会話が上達できる直接教授法の英会話学習メソッドです。
いったいどちらがいいの？と悩む方も多いはず。
私の場合、DMEメソッドを796回受講して2012年に修了してから、10年後にカランメソッドの学習を始めています。
超初心者だった私は、DME→カランで良かったと思っています。
ですが、当時と違って今はカランメソッドを安く受講できるスクールが複数あります。
今迷っている方は「迷ったら、まずカランメソッドで学習を開始すれば良い」というのが私の結論です。
もし、DMEメソッドを選択できるならば、おすすめしたいのは次の通りです。
初心者の方・グラマーを復習したい方 ⇒ DMEメソッド
グラマーの基礎のある方、中級から上級者の方 ⇒ カランメソッド
私自身、カランメソッドは、現在ステージ３と道半ばですが、どちらも経験することで、違いに気付いた点がたくさんありました。
この記事では、カランメソッドとDMEメソッドの特徴や違いを比較し、どちらが自分に合って、どちらを選ぶべきなのかを知るために役立ちます。
カランメソッドとDMEメソッドの違う点
まずは、本題のカランメソッドとＤＭＥメソッドの違う点を順番に解説します。
DMEメソッドは常に新しい表現を採用
カランメソッドは、語彙や用法が古いという指摘が多く2012年にアップデートが行われましたが、古典的な表現の文章もまだわずかながら残されています。
DMEメソッドは毎3～4年にアップデートが行われ、常に最新の内容を提供しています。2012年に始まったDMEメソッド3rdエディションでは、より多くのコミュニケーションエクササイズレッスンがカリキュラムに組み込まれ、実践的な練習が可能になりました。
返答の自由度が違う
カランメソッドでは、生徒は、テキストブックに書かれている定型文通りの忠実なオウム返しで答えること基本です。先生の教師経験やグラマー知識はあまり問われません。
DMEメソッドは、テキストブックに書かれている定型文で答えても、自分の言葉で答えてもどちらでもかまいません。自由に返答や文章を考えて発言できるので、より自然な会話に近づいた練習ができます。グラマーレッスンがあるため、先生の経験やグラマー知識が問われる。
グラマー学習の充実度が違う
カランメソッドはDMEメソッドより、スピーキングにより特化していると言えます。
DMEメソッドでは、カランメソッドにはない文法学習が充実しており。テキストを使った文法テストが含まれています。文法学習を取り入れることで、さらなる理解度が得られるように作られています。
カランメソッド | スピーキング、ディクテーション、グラマー |
|---|---|
DMEメソッド | スピーキング、ディクテーション、グラマー、グラマーの問題集、発音の練習 |
進むスピードと費用の違い
カランメソッド | スピーキングに重点を置いていおり、DMEメソッドより速く進む
|
|---|---|
DMEメソッド | グラマーの時間や発音の時間がある分、進むのに時間がかかる
|
向いている人は？
カランメソッド | スピーキング力を伸ばしたい、初級から上級の方 |
|---|---|
DMEメソッド | 初級者。 |
カランメソッドとDMEメソッドの共通点
カランメソッドとDMEメソッドの共通点を順番に解説します。
共通しているレッスンの進み方
「カランメソッド」と「DMEメソッド」は、レッスンの主要なスピーキング部分の進み方については、ほぼ同じです。
- 先生が同じ質問を２回繰り返す
先生は、普通の会話スピードで質問するので、初めは早く感じます。 - 生徒が質問に対してフルセンテンスで返答する
「オウム返し」と言いますが、Are you a student? と質問されたら、Yes, I am. ではなく Yes, I’m a student. と代名詞に置き換えることなく答えます。
共通している特徴
- 文章をフルセンテンスでオウム返しする
YesとかNoだけでは許してくれません。先生の発する疑問文を、Yes、Noの後にフルセンテンスで肯定文に置き換えるような訓練になります。 - 回答は短縮形を使う
ネイティブが好んで使う短縮形を使います。例えば、「I do not」ではなく「I don’t」を使います。 - 先生は何度も間違いを訂正する
正しく返答できるまで、繰り返します。発音、イントネーション、時制、複数形、冠詞など、色々な間違いを訂正してくれます。先生が生徒に返答しなおさせる頻度は、先生によって個人差があります。進み方は、個人の英語レベルと先生の個性が影響します。 - 先生の話すスピードが速い
先生は普通の会話スピードを心がけて質問します。日常英会話のスピードでトレーニングできるので、上達が早いと言われています。 - 質問の難易度が徐々に上がる
レッスンが進むにつれて文章が長くなり、難易度の高い文章や表現がでてきます。 - 復習の繰返し
どちらも、反復練習が大切と考えられており、レッスンの７割が前回までの学習内容の復習に充てられます。レッスンの最初に前回のレッスンの復習、ステージが終わったら、ステージの復習など、同じ箇所を何度もおさらいします。英語習得に必須な繰り返し学習を取り入れています。
共通のメリット
２つのメソッドが通常の4倍の速さで英語が習得できる言われる理由は次の通りです。
- スピーキング量が通常のレッスンの４倍であること
- レッスン中に集中するためリスニング力が鍛えられる
- 回答のスピードを求められるので、英語脳が作られる
- 反復学習で英語表現が記憶に定着する
共通のデメリット
２つのメソッドには、次のようなデメリットがあるのは確かです。
- 集中力が必要である
先生からの質問が、次々と繰り返されるので、脳がフル回転します。レッスン中、常に集中力が求められ、とても疲れるレッスンだと言えます。 - 根気が必要である
学習を終えた箇所も、繰返し復習をしていきます。ルールが明確でシンプルな学習方法であるがゆえに、とにかく根気が必要です。 - 基礎学力が必要である
最初の方は、中学レベルの基礎知識が必要です。レッスンが進むにつれて、高校レベルの基礎知識が必要になってきます。
まとめ
DMEメソッドとカランメソッドのどちらか悩んだら、まずは低価格で気軽に始められるカランメソッドの体験レッスンをおすすめします。
個人的には、DMEメソッドを完結し、会話力が格段に伸びたのと、英語を総合的に復習できたので、初心者の方にはDMEメソッドをおすすめしたいと思います。
グラマーの基礎のある方や、中級から上級者の方にはスピーキングに特化したカランメソッドをおすすめします。
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